「新しい需要創造とビジネスチャンス」
これからの経営のあり方や経営革新の方策について理解を深め、
資質と意欲を高めるために、「クロネコヤマトの宅急便」を生ん
だ仕掛け人であり、豊かな経験をもとに経営を実践された「ヤマ
ト運輸㈱」3代目社長 都築幹彦氏のお話をお聞きしました
冒頭、「私は失敗をしてきた経営者です」
と自己紹介され、一気に聴衆の気持ちを掴むと
「これからの経営の視点をお話します・・・」と続けられました
以下にエッセンスを記録しました ご参考まで・・・
●厚い壁にぶち当たり失敗した経験から
「人間は常に変わっていくことを知れ」
(仏教の無常観をいうのですが、これを言う経営者は時代に付いていける)
●人間は完璧ではないけれど
「企業とは100点を目指すもの」
「会社とは徹底する組織」
(ヤマト運輸は反対する労組を説得し就業規則を変えて年中無休の体制をとった)
●「景気が良くても倒産する会社があり
景気が悪くても儲かっている会社がある」
それはなぜか
(シェア争いは、同業他社とは違うことをするべし・会社の特色を出していくこと)
●ヤマト運輸は三流の会社だった!その再建の苦労話
業績不振
↓
どうしてだかわからなかった
↓
みんなが考えつかないこと・・・非常識を考えるに至った
(社内にある壁を壊して「新しいことに挑戦する」)
●企業の不祥事について
【ハインリッヒの法則】
松下電機・みずほ証券・木村建設などは「氷山の一角」である
↓↓↓↓↓
水面下には300もの火種がある
(つまり今の時代何が起きるかがわからない
会社の大小にかかわらず、足元を見直した方がいいということ)
●自分の会社は自分で守るほかはない
景気を云々せずに会社を成長路線にもっていくことが出来るだろうか・・・
【商売において大切なこと】
①信頼
お客様に信頼されるには従業員にも信頼され
誇りを持って仕事の出来る会社にする必要がある
(口コミで広がる需要・「利益」を追うとサービスが落ちる)②特色
お客様は「特色」を買って下さるのだ」
会社の「特色」は何かを考えるのが経営者
モノはすぐに真似をされて終わりだ
(気が付くと4万人のドライバーが「特色」だった)③非常識
変わらない・変えられない自分の「常識」
その常識を捨てると見えてくるものがあります
(ヤマト運輸の場合法人をやめ個人対象の宅急便に移行したこと)
松阪商工会議所青年部設立15周年記念事業・三重県商工会議所青年部連合会事業
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