無功徳

      2018/04/22

達磨大師はインドから海路を巡り中国に上陸した。当時の都は南京。梁(りょう)の時代で当時は武帝。武帝は仏教信者で、達磨大師は南京で武帝に面会を求められた。その時の物語が禅宗の貴重な一幕になっています。

 武帝が言いました。「私は仏教を信じている。あなたはインドからお見えになった偉い僧と聞いた。私はお寺を何十軒建てたかわからない、何万人のお坊さんにお経をあげてもらったかわからない。大きな功徳が得られると何度、思ったかわからない」と。

 そこで達磨さんが有名な言葉をはいた。「無功徳 」。功徳がない、ということです。何軒お寺を建てようと、何人の僧にお経を上げてもらおうと、功徳には授かれないということです。 本当の功徳というのはこれをすれば、この見返りがあるというものではない。功徳はその人が行った行為そのもの。見返りは問題ではないんです。

(臨済宗相国寺派管長 有馬頼底師)
リレー講座「現代社会と宗教」(立命館大学主催・読売新聞大阪本社後援)

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