「島唄」
作詞作曲 宮沢和史 編曲 THE BOOM
でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た
でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
くり返す悲しみは 島渡る波のよう
ウージの森であなたと出会い
ウージの下で千代にさよなら
島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙
でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたの波の花
ウージの森で歌った友よ
ウージの下で八千代の別れ
島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を
海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を
島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を
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1945年4月1日 春が訪れ でいごの花が咲く頃
戦火が沖縄に及び米軍が上陸した
4月から6月にかけてでいごの花が満開になる頃
米軍の侵攻が続いき猛烈な戦火になった
戦争の残酷な殺戮は
寄せては引く波の様に繰り返された
サトウキビ畑で
出会った、あなたとは
ガマ(鍾乳穴=防空壕)の中で
永遠のお別れをした
島唄よ 海の向こうの本土まで届けておくれ
亡くなった人々の魂を、沖縄の悲しみを
島唄よ 海の向こうのニライカナイまで届けておくれ
亡くなった人々の魂を、私の思いを、涙を届けて
1945年夏 でいごの花が散る頃たくさんの尊い命も散った
戦争が終わり今はあの悪夢が嘘のように静かだ
幸せな日々の生活は
はかなく消え去った
サトウキビ畑で
一緒に歌い遊んだ、あなた
防空壕で自決する前に
泣きながら故郷を歌った
島唄よ 風に乗って
魂と共に 海を越えて
あの人の居るニライカナイへ
私の愛を届けておくれ
私の愛を
海よ 宇宙よ 神よ 命よ
今、あなたを思い、永遠の平和を祈る
「島唄」/ THE BOOM 作詞:宮沢和史
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