常識を考える

固定観念や先入観念、常識に支配されていては、独創的な力を創っていくことはできません。固定観念、先入観念や常識を、破壊していく必要があります。固定観念や先入観念や常識を自覚的に破壊していく方法、それらから自分を解放していく方法は、原理的に一つしかありません。それは「常識で考える」のではなく、「常識を考える」ようにすることです。

だれもが常識にとらわれないで考えようとします。しかし、結局はほとんど常識で考えています。常識の枠組み、固定観念や先入観念の枠組みから脱却することは、なかなかできません。常識は文化です。人間のほとんどは文化に飼い馴らされた家畜なのです。その文化の枠組みを破って外に出る為には、常識を考える以外に方法はないの「常識で考える」のではなく「常識を考える」のです。

「これはこうである」と言われたら、それが疑わしくなくとも、一応そうだと思えても、とにかく必ず、「果たしてそうだろうか」「本当にこれでいいのだろうか」と疑ってみる。常識を考えるには、これが絶対必要です。天の邪鬼になって、何でも問うてみる訓練が必要だということです。そうでないと、常識から技け出すことはできません。

時代が変わると言います。変わっていく常識に合わせていたら、独創的な力はできてきません。後追いしているだけになってしまいます。自分から自覚的に固定観念、先入観念を破壊していかなけれぱ、時代に先駆けて独創的なものを打ち出していくことはできません。そのために「常識を考える」訓練が大事なのです。

(21世紀日本の使命/芳村思風著より抜粋)

 

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