法然上人は長承二年(1133)に生まれ
建暦二年(1212)に八十歳で入滅しました
親鸞聖人は承安三年(1173)に生まれ
弘長二年(1262)に九十歳で入滅しました
それで6年後の平成23年はちょうど二人の遷化より
それぞれ800年と750年にあたります
二人の出会いは建仁元年(1201)法然上人が69歳
親鸞聖人が29歳の時の事でした
比叡山で厳しい修行に励みながらも
悟りを得られず山を降りた親鸞聖人は
京都市中の六角堂にこもり
その95日目の明け方に
夢の中に顕れた救世観音(聖徳太子)が
進むべき道を告げられたと言うことです
宣託を受けた親鸞聖人は
法然上人の下へ駆けつけ深く帰依されたのでした
しかし師弟の別れは
瞬く間にやってきます
建永二年(1207)専修念仏弾圧の流れの中で
法然上人や親鸞聖人ら8名が流罪となりました
僧侶の身分を剥奪され
法然上人は藤井元彦という名で四国へ
親鸞聖人は藤井善信として越後へ流されたのです
その後二人で生きてこの世で再会することはありませんでした