ある和尚さまの話ですが…
最近の傾向ですが、人は頭でしかものごとを考えないといわれます。たいていの人は頭でものごとを考えています。なぜなら、ほとんどの感覚は首から上にあるからです。
つまり、目はものを見るために、鼻は臭いを素早く感じ、耳は相手の話をよく聞くために、舌で味わい、皮膚で触れ、ものの質を確かめる。 以上で五感です。
頭の中で考え、勘を働かせるのは 第六感ですね。
さて、もう一つは 首から下にあるんだと言います。 どこでしょうか?最近ダイエットを気にし始めてきた「お腹」です。この「腹」を 昔の人はよく使ったのだといいます。「腹が立つ」「はらわたが煮えくり返る」「腑に落ちない」「腹積もり」あと「腹がすいた」!??
理屈でものを言う事も大切ですが、片寄るとバランスを欠きます。そういえば最近は「頭が真っ白になる」「頭にくる」「鶏冠(とさか)にくる」「切れる」など首から上の表現ばかりです。
知識ばかりでは 当然、過去の事例ばかりで進歩がありません。進歩がないから、明日に希望が持てずに「閉そく感」が蔓延しているんですって!デフレスパイラルならぬネガティブスパイラル?鬱々とした気持ちにもなろうというものです。
理屈を越えるところに「感動」がある。
限界を超えるところに「成長」がある。
だから常識で考えずに、頭で考え込まずに、心で感じ、感じたままを言葉にしてみようっていうわけです。私はよく「あんた今、頭とおしてもの言うとらんやろ!」って言われます。