「彼岸」というのは「理想の境地」という意味で
此岸から彼岸へは
そう簡単にはたどり着けません
でも「こうやっていくんですよ」という道標はあります
ものごとを正しくとらえて
真実か否かを見極める眼や
心の力を養い完成することに努力する
日々の積み重ねがあれば
たどり着けそうですよ
~仏教は次の6つの実行が必要条件だと教えてくれています~
①布施(ふせ) 見返りを期待せず、他の人々のためにつくす行いをしよう
②持戒(じかい) 生活習慣を整えよう
③忍辱(にんにく) ほめられても けなされても 心を動揺させないで耐えましょう
④精進(しょうじん) 他のことをあれこれ考えることなく 与えられた今の仕事に
ひたすら打ち込みましょう
⑤禅定(ぜんじょう) これらのことが実行できれば心が落ち着きます
動かず騒がず乱れない心を保ちましょう
⑥智慧(ちえ) そしてこの5つの実行こそが
「真実を見極めることのできる眼や心の力を完成させる」
のです 仏教ではこのことを「智慧の完成」と教えています
まさに「智慧あれば頓着なし」というわけで
6つの実行(六波羅蜜)によって身も心もスッキリしてしまうんですね!
これを「此岸から彼岸へ渡る」といいます
「此岸」とは苦悩の絶えることのない生活のことであり
「彼岸」とは苦脳から解放されている生活のことなんです