「家紋入りの盆提灯が欲しいけど種類が多くて選べない。吊るし型と置き型のどちらを選べばいいの?」
このような疑問に創業明治39年の仏壇・仏具専門店がお答えします。
- 家紋入りの盆提灯を選ぶ時のポイントを紹介
- 家紋入り盆提灯の注文方法を解説
- おすすめの家紋入り盆提灯を紹介
家紋入り盆提灯を選ぶ時のポイント
家紋入り盆提灯といっても様々な形や模様、素材がありどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
まずは家紋入り盆提灯をご検討いただいている方からよく頂く質問について解説していきます。
吊るし型と置き型どちらを選ぶ?
盆提灯には天井から吊るすタイプと床において使用するタイプがありますが、どちらを選ぶかは飾りやすい方を選んでいただければ大丈夫です。
どちらも「ご先祖様があの世から帰ってくる時の目印」「帰ってきたご先祖様をもてなすための装飾」といった意味合いで飾られ、役割としての形による厳密な違いはありません。
盆提灯は玄関や軒先、仏間やリビングなど様々な場所に飾られますが、まずはどこに盆提灯を飾るかを決め、その場所に最適な形を選んでいただければ大丈夫です。
産地のおすすめは?
盆提灯の産地といえば岐阜提灯で有名な岐阜県と八女提灯で有名な福岡県ですが、当店では特に岐阜提灯をおすすめしています。
岐阜提灯は、岐阜地方で産出される竹で骨格をつくり、同じく特産の美濃和紙を張って作られる純国産の盆提灯です。江戸時代初期より続く伝統工芸で、現代でも職人が手作りで心を込めて制作しています。
紙と絹の火袋ではどちらを選べばいいの?
長く使うためには絹張りの盆提灯を選ぶのがおすすめです。
単純に紙よりも絹のほうが強度と耐久性に優れているので長持ちします。
家紋入りの盆提灯を作られる方は長期での利用をお考えでしょうから、絹張りの盆提灯を選ぶほうが長期的には経済的です。
家紋入り盆提灯の注文方法
家紋を入れない提灯と違い家紋入りの盆提灯を注文する場合は、気をつけていただきたい点がいくつかあります。
家紋が入れられる提灯は限られる
家紋はどの提灯にでも入れられるというわけではありません。
盆提灯メーカーは「家紋が入れられる盆提灯」として図案を考え、家紋が入った時にちょうど良いバランスになるようにデザインしています。
そのため、家紋を入れることを想定していない盆提灯には家紋が入れられないこともあります。家紋入りの提灯が欲しい場合は「家紋入れ専用の盆提灯」から選ぶようにしましょう。
家紋を調べてプリントしていく
家紋入り盆提灯を注文する前には必ず家紋の種類を調査しておいてから申し込むようにしましょう。
家紋の種類はとても多く、また少しの違いで別の家紋になります。
例えば下記はどれもよく似ていますが別々の家紋です。
家紋入り盆提灯は特注なので基本的には返品ができません。家紋に間違いがないように十分注意しましょう。
おすすめの家紋入り盆提灯
吊るし型
最上けやき〈菊ながれ〉
最上黒檀〈菊に桔梗〉
特選けやき〈梔子〉
尺二丸けやき〈菊に桔梗〉
最上総桜〈コスモス〉
置き型
黒檀〈白絹二重〉
深仙けやき〈古代深山水・紫〉
翠峰けやき〈百合〉
翠峰さくら〈嵯峨野サクラ対絵〉
天翔黒檀〈芙蓉山水・対絵〉
家紋入り盆提灯についてのまとめ
- 吊るし型と置き型は飾る場所に合わせて選ぶ
- 迷ったら岐阜提灯がおすすめ
- 絹張りのほうが紙張りよりも丈夫で長く使える
- 注文前にはよく家紋を確認してプリントしておく
以上、参考になりましたら幸いです。