私たち職人の世界では
熟練した技能がものを言います
そこに差が出来るのは
経験とより完璧さを追求する意識の高さです
仕事に対する自らの物差しが
「どれだけ長いもの」
「どれだけ細かいもの」
を持っているかが
作品や製品に直接反映されてしまうのです
もちろんどのような仕事にも
それに相応した完璧さというものがあります
どの程度の完璧さが
その仕事に必要になるかを
事前に見極めることが大切です
どの程度の完璧さが必要かがわかれば
その仕事にあった心構えや準備で
取りかかる事が出来ます
というのも
生真面目に何もかもを完璧にこなすことは
エネルギーも費やす時間も
無駄に使うことにもなるからです
普段の生活にも言えることですが
「いい加減」はむしろバランスを取るための言葉です
「ほどほどに」こなすことをも理解することです
そんなに肩に力を込めて
緊張ばかりしている必要はありませんよ