命の尊さ

利害、宗教、主張の違いが敵を作り

互いに神や正義の旗を立てて排除し合います

しかし我々人類は

地球上で共に生きているのであり

相手を裁くことは正しくありません


命の尊さを自覚し

その原点に帰るべきです

仏教の根本思想は命の哲学です

ありとあらゆるものが生きている

これが日本人の自然観です

お米が落ちていて

「もったいない」という時

米とそれに宿る命のことを思っているのです

今日「もったいない」が

死語になりつつあるのは

その気持ちを忘れ

お金を払えばことが済むと

錯覚しているからでしょう

合理的対価に換算できないものに

目を向けないといけません

その最たるものが

生きているということです

明日の朝 目覚めたら

「おおきに」と言ってみて下さい

命に向かって言うのです

そうすれば「観」る世界が変わってくる

私たちは

永遠の時の流れ

無限の空間の広がりによって

生かされている

時が流れることを

「諸行無常」といい

みんなのおかげで生かされていることを

「諸法無我」といいます

こうした命を

「阿弥陀」といいます

森清範・清水寺貫主
(立命館大学主催・読売新聞大阪本社後援)

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