七十余年の長きに渡り
世界の半分の国々を支配し
多くの人々の心を
捉えていた共産主義国家が崩壊した当時
冷戦の終わりを目の当たりにして
誰もが感動し世界平和を疑いませんでした
ひとつの体制が崩壊した今
私たちは世界のバランスが奇しくも
資本主義と共産主義という
たった二つの軸のバランスで
危うくも保たれてきたのだという事実を
痛いほど感じさせられています
二十世紀の「付け」ともいえる
エネルギー問題や環境問題、
南北の格差社会を治める思想
つまり人心の指標となるべき思想が
根底から問い直されているのです
宗教戦争!とも表現できる
現在の世界状況を考えたとき
中道を行く東洋思想の「仏教」が
今こそ見直されるチャンスだと強く思います