こんにちは
年々、時が経つのが早くなっている気がします。
この「時が経つのが早くなるように感じる」のには理由があるそうで、楽しいことや新しいことを経験する量が少なくなると脳が時の経過を早く感じるようになるそうです。
充実した1年を過ごすためには常に新しいこと、初めてのことに取り組むのがいいということですね。
さて、本日は位牌の値段の話です。
位牌の値段はどこで決まる?
お位牌の値段は1万円前後から10万円以上するものまで、位牌の金額はピンからキリまで様々です。
では実際に位牌のどの部分が金額を左右するのか、代表的な部分を紹介します。
価格を左右する4つの要素
①位牌の産地
位牌の産地は福島、和歌山、名古屋、京都などが有名です。
これらの地域で作られる位牌はいわば伝統工芸品で高級位牌として扱われます。
近年、中国など国外で生産される、もしくは海外で作られて組み立ては国内という位牌が増えてきました。
これらの位牌は粗悪品とは言いませんが、国内で作られたものに比べると質が落ち、低価格で提供されています。
②漆の塗り方
位牌の多くは漆塗りが施されていますが、その工程は何重にも繰り返されます。
この繰り返しの回数が多いほど美しい仕上がりになり、また金額も上がります。
塗り重ねられた漆面はまさに漆黒の煌きを放ちます。
③表面の磨き
漆塗りが繰り返されるのと同時に表面の磨きも繰り返されます。
伝統技術を受け継いだ職人が一つ一つ丁寧に磨き上げることで、鏡面のような漆面になります。
④金装飾
位牌の縁等に施されている金装飾。この装飾方法も価格に影響します。
金装飾には金箔を貼り付ける面金という工法と、金粉を蒔き付ける粉金という工法があります。
高額商品には粉金で金が装飾されているのもが多くなります。
他にも値段を左右する要素はありますが、この4つが主な価格決定の要因となっています。
位牌を購入される際の参考になれば幸いです。