各宗派の数珠の特徴 − 浄土真宗編

      2017/09/18

 

bbdd97580d5332e1520b856023096071_m数珠にはどの宗派でも使える略式数珠と、各宗派の宗旨を反映した形の本式数珠の2種類に分けることができます。

このページでは浄土真宗の本式数珠の特徴と使い方について解説しています。

特徴

数珠はもともと念仏を唱えた数をかぞえるための道具として使われていました。

数珠の珠は108つの煩悩を表し、数珠を繰ることでその煩悩を引き受けてくれるという考え方です。

 

しかし浄土真宗では「他力本願」という考え方をするため、煩悩を滅するということはしません。

ですので数珠も念仏を唱えた数をかぞえるための道具ではなく、阿弥陀如来を拝むときの礼儀としての法具と捉えますので、珠の数や形状、素材に決まり事が少ないのが特徴です。

むしろ数を数えられないように「蓮如結び」という房の形まで開発されました。

もちろん法具ですから大切なものであることには変わりありません。

西本願寺派

男性も女性も一重の数珠を用いるのが好ましいとされています。

珠の数や素材に決まりはありませんが、丸玉の場合は18〜27珠、平玉の場合は54珠が一般的です。

房については男性は紐房、女性は切房が望ましいとされていますが、こちらもそれほど厳密に決まっているわけではありません。

特に女性用の切房というのは房の構造上ほつれやすいため、頭付房の方が人気があります。

東本願寺派(大谷派)

男性の数珠は西本願寺派と同じですが、女性用は異なります。

東本願寺派では女性は二重の「八寸門徒」を用いるのが好ましいとされています。

八寸門徒とは108つの主珠、2つの親珠、4つの四天球を用いた数珠で、房の部分に蓮如結びという特徴的な結び方をしています。

持ち方・使い方

西本願寺派では輪の中に両手を通して房は下に垂らすように持ちます。

一方、東本願寺派は少しだけ複雑になります。

まず、輪の中に両手を通し、房を上にして両手の親指で挟むように持ちます。

この時、蓮如結びが施された房が手前側になるように持って下さい。

そして房は4つとも左側に垂らすというのが正式な持ち方となります。

 

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