こんにちは。
東京でのオリンピック開催が決まりましたね!
母国でオリンピックが開催されるというのはやはり嬉しい事です。
できれば会場で生で観てみたいですね。
さて、本日は塗り位牌の金装飾についてです。
目次
位牌の金装飾
実は今年の5月に位牌メーカーの工場見学をしてまいりました。
その際に金装飾の現場も見せていただいたのでその話も踏まえてご紹介いたします。
ほとんどの位牌の金色の部分には本物の金が使われています。
加工用の金には「金箔」と「金粉」の2種類の形があります。
金箔とは金が薄く伸ばされシート上になっているものをいい、金粉とは金が粒子状になっているものをいいます。
どちらを使う場合も、専門技師が一つ一つ丁寧に手作業で漆面に金を付けていきます。
実際にその現場を見てきましたが、皆さん集中して作業に取り組んでいらっしゃいました。
その手さばきは見事なもので、とても細かい作業なのですがスピーディーに正確に金を付けていきます。
完成後は複数人によるチェックを重ねて箱詰めされており、品質への思いが伝わってきました。
専門技師の方々の目の前に置いてあった換気扇が気になったので、用途を訪ねてみたところ、空気中に舞う金粉を集めるためだということでした。
この換気扇を取り入れたことで、年間で数百万円分くらいの金を集めることができるようになったとか。
以前はすべて掃除の際にホコリに混じって捨てられていたそうです・・・
位牌を購入される場合には金装飾の品質にも注目してみて下さい。