先日の3連休はいかがお過ごしでしたか?
我が家は24日、奈良県の明日香村へ行ってきました。
明日香村は飛鳥時代に都がおかれていたため、宮殿や古墳などの史跡やお寺や神社など、たくさんの見所があります。
古代史が好きな方にとっては、まさにパラダイスなのではないでしょうか?
私もその一人なのですが…
時間がなかったため、24日に伺うことができたお寺は飛鳥寺だけだったのですが、せっかくなのでこちらのお寺について書かせていただきます。
飛鳥寺とは
推古天皇4年(596)に蘇我馬子によって創建された日本最初のお寺です。
飛鳥寺には複数別名があり、法興寺、元興寺がそれです。
創建当時は、五重塔の三方を西金堂・中金堂・南金堂が囲んでいる、一塔三金堂式の伽藍配置であったことが発掘調査でわかっており、広大な敷地と多数の建物を擁する本格寺院でありました。
現在の飛鳥寺は、公称では安居院(あんごいん)と呼ばれており、宗派は真言宗豊山派、新西国三十三箇所第9番札所で、聖徳太子霊跡第11番となっています。
飛鳥寺のご本尊
飛鳥寺のご本尊は、飛鳥大仏と呼ばれる、銅造釈迦如来坐像です。
推古天皇17年(609)に鞍作鳥(止利仏師)によって造られました。
平安・鎌倉時代に火災に遭い、修繕された箇所も多いですが、面長の顔立ち、アーモンド形の目など、飛鳥時代の仏像の特徴がはっきりと残っています。
こちらも日本最古の仏像で、昭和15年(1940)に重要文化財に指定されています。
阿弥陀如来坐像
飛鳥大仏の向かって右側には、平安時代に造られた木造の阿弥陀如来がおまつりされています。
聖徳太子孝養像
向かって左側には、室町時代に造られた聖徳太子孝養像が置かれています。
聖徳太子が16歳の時、父である用明天皇の病気回復を願う姿と言われています。
御朱印
参拝が終わった後に御朱印をいただきました。
本堂では、ある程度人が集まると、お寺の方が飛鳥寺の縁起や、ご本尊についての説明をしてくださいます。
その後、順路に沿って進んでいくと、展示室があり、発掘調査で出土した物や、調査時の写真パネルなどを見ることができます。
中庭も素敵ですし、境内には思惟殿や南北朝時代の石燈籠、鐘などもあり、見どころもたくさんあります。
さいごに
当日は天気も良く、紅葉の時期でもあったので、レンタサイクルでいろいろな場所を巡って見える方も多くいらっしゃいました。
気候の良い時期はサイクリングしながらの観光も楽しいのではないでしょうか。
のどかで、時間の流れもゆったりと感じられる明日香村で、お休みの一日を過ごしてみるのもおススメです。