過去帳と位牌の違い

      2019/04/09

過去帳とは故人の戒名や俗名、没年月日などを記録しておく帳簿のことを指します。

浄土真宗では位牌を祀らない代わりに、過去帳をお供えすることが本式とされています。

このページでは過去帳の特徴や位牌との違いについてご説明します。

 

→位牌の詳細ページを見る

過去帳の詳細ページを見る

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過去帳の起源

過去帳は鎌倉時代の頃から一部の寺院で使われていたという記録が残っています。

その後、江戸時代になると檀家制度が取られるようになり、戸籍管理のために多くの寺院や一般の家庭でも作成されるようになりました。

戸籍管理が役所の管轄になった現在でもその風習は続いています。

 

過去帳の使い方

簡単に言えば、仏教や神道において、亡くなった人の戒名、俗名(つまり本名)、享年(亡くなった年齢)、命日(亡くなった年月日)などを記録しておくものです。

1日から31日まで、月命日ごとに分類して記載しておくための、日付が入った過去帳もあれば、それがない過去帳もあります。

日付が入った過去帳の場合には、各月の該当日に、過去帳のその日付の欄を開き、その日に該当する故人を供養するものとされています。

日付の無い過去帳は、単純に亡くなった順に記載していきます。

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浄土真宗では位牌を祀らずに過去帳や法名軸を用いることを基本としています。

普段は法名軸を掛けておき、過去帳は仏壇の引き出しに収めておきます。

命日や法要の際に見台(過去帳を載せる台)に置いてお祀りします。

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それ以外の宗派では位牌をお祀りすることがほとんどですが、過去帳も位牌とは別に作成します。

位牌をお祀りして、ある程度の年忌(三十三回忌や五十回忌など)を機会に、過去帳に移し変えてもらいます。

繰出位牌と似たような役割だと思われるかもしれませんが、過去帳にはその家庭の「系譜」としての役割もあります。

繰出位牌といえどもそこにお祀りできる札板の数には限界がありますが、過去帳は永年的に用いられることが前提となります。

 

寺院と在家での用いられ方の違い

寺院で用いられる過去帳には、その寺院を菩提寺とする在家ご先祖の記録が全て記録されています。

いわば江戸時代から続く個人情報のデータベースのようなものです。

もし、ご自分のルーツを辿りたいという思いがありましたら、菩提寺にお願いをして過去帳を見せてもらうと良いかもしれません。

ただし、近年では個人情報保護の観点から簡単には過去帳を閲覧させてもらえない場合が増えています。

一方、在家用の過去帳はその家に縁のある故人の記録が書かれています。

在家の場合も過去帳への記入は基本的にお寺にお願いすることが多いでしょう。

浄土真宗の場合は四十九日の法要が終わった際に位牌を作るのではなく過去帳に法名を記します。

また、浄土真宗以外の宗派では三十三回忌などの節目に位牌から過去帳に戒名を写してもらうことが多いです。

 

家系図としても

在家用の過去帳が、その家に長く受け継がれている場合、代々の親族の名前が続柄と共に記載されていることが多いので、家系図と同様の情報が載っているとも言えます。

また、位牌に書かれるべき情報とほぼ同一ですので、位牌が痛んだ場合の復元に役立ちますし、位牌が増えて整理する必要がある場合などに、過去帳に写すことで位牌の代用とすることも出来ます。

 

過去帳の種類

過去帳の形状には綴じ型と折形の2種類があります。

在家の方向けの商品は殆どが折形となります。

表紙の部分が金襴であったり、漆塗りが施されているものもあってお好みでお選びいただけます。

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