![お仏壇の前に置く経机について種類や選び方など徹底解説](https://butsueido.com/wp-content/uploads/2020/10/butsudan-kyodukue_04-1024x717.jpg)
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仏壇の前に置く経机って必要なものなの?
経机ってどうやって選んだらいいんだろう?
こんなお悩みをお持ちではないですか?仏具について話す機会が少ないから、どういうものがいいのか分かりづらいですよね。
本記事では、創業明治39年の仏壇・仏具を販売してきた実績と経験を持つ老舗仏壇・仏具店のぶつえいどうが、経机の選び方をご紹介します。
- 経机の種類
- それぞれのメリット/デメリット
- 選び方とおすすめの経机10選
経机の購入を検討されている方だけでなく、仏壇の購入を検討されている方も必見です。
この記事を読んで、経机の選び方を理解しましょう。
経机とは?
![経机とは?](https://butsueido.com/wp-content/uploads/2020/10/butsudan-kyodukue_01-1024x717.jpg)
経机とは、仏壇の前に置く木製の小さな机です。
元々は写経をしたり、経本を読んだりするときに使われていました。
宗派によっては「経案」とも呼ばれています。
経机には「筆返し」と呼ばれる突起がついていて、写経の際に筆が床に落ちないような工夫がされています。
以前は仏壇に合わせて唐木経机が主流でした。しかし、家具やインテリアに合わせたモダンな仏壇が増えてきていることから、経机もモダンなデザインのものが増えてきています。
経机の用途
![経机の用途](https://butsueido.com/wp-content/uploads/2020/10/butsudan-kyodukue_07-1024x717.jpg)
写経をしたり経本を読んだりするときに使用するだけでなく、前香炉やリン(鐘)などの仏具を載せる台としても活用されています。
経机の必要性
![経机の必要性](https://butsueido.com/wp-content/uploads/2020/10/butsudan-kyodukue_08-1024x717.jpg)
引き出しが付いているものが一般的で、数珠やろうろくなどの日々のお参りに必要な仏具をまとめて収納できます。
また、経机を使うと、座った状態でお参りができ、線香やローソクなどの扱いも便利で安心です。
経机の種類
経机の選び方に明確な決まりはありませんが、仏壇の前に置くため、仏壇のタイプに合わせて選ぶのが一般的です。
仏壇のデザインは大きく分けて金仏壇と唐木仏壇があります。近年ではインテリアとの調和を考えたモダン仏壇も登場しています。
唐木経机
![唐木経机](https://butsueido.com/wp-content/uploads/2020/10/butsudan-kyodukue_03-1024x717.jpg)
唐木経机についてご紹介します。
特徴
唐木と呼ばれる黒檀や紫檀などの素材を使用した経机です。
使用される木材の種類や装飾によって価格が変わります。重厚感があり格調高いデザインが多いのが特徴です。
メリット
唐木仏壇をお持ちのご家庭の場合、仏壇との統一感が出ます。
重厚感があり、本格的な雰囲気を感じさせるデザインが少なくありません。
引き出し付きの経机の場合、数珠やろうそくなど、日々使うものを収納できます。
デメリット
モダンなデザインの仏壇やインテリアの場合、デザイン的に合いづらいこともあります。
モダン経机
![モダン経机](https://butsueido.com/wp-content/uploads/2020/10/butsudan-kyodukue_06-1024x717.jpg)
モダン経机についてご紹介します。
特徴
現代的な家のインテリアに合わせたデザインの経机です。
スタイリッシュでシンプルなデザインのものも多くあります。
メリット
モダンなデザインの仏壇やお部屋はもちろん、比較的どんなインテリアにも合わせやすいデザインです。
カラーバリエーションが豊富なものや、コンパクトに折り畳めるものも多数あります。
スタイリッシュなデザインであれば、普通のサイドテーブルとして流用することも可能です。
デメリット
引き出しがないものもあるので、収納したいものが多い場合は、別途対策が必要です。
供物台
![供物台](https://butsueido.com/wp-content/uploads/2020/10/butsudan-kyodukue_02-1024x717.jpg)
供物台についてご紹介します。
特徴
お供えするお菓子や果物を載せるための台です。
高月・高坏と呼ばれる盃型・お椀型のものや、経机のようなタイプがあります。
経机との違いは、供物台の方がサイズが大きく、筆返しや引き出しがついていません。
メリット
机型には折り畳めるタイプがあるので、使わないときは畳んでしまっておけます。
デメリット
引き出しがないものが多いので、別途収納するスペースを設ける必要があります。
経机の選び方
経机の選び方についてご紹介します。
デザインで選ぶ
デザインで選ぶ場合、仏壇やインテリアに合わせると統一感が出ます。
仏壇の大きさに合わせて選ぶ
机下に椅子を収められる、60cm前後の高さのあるタイプや、床に座った状態で使用するタイプがあります。
また、省スペースなスリム型や折りたたみ型などは、空間を広く見せることができます。
素材で選ぶ
黒檀や紫檀、ケヤキ、ウォールナット、メープルなど、様々な素材が使われています。
黒檀や紫檀は重厚感や格調高さを感じさせる風合いです。
ケヤキ、ウォールナット、メープルなどは、インテリアに調和させることができます。
価格で選ぶ
経机の価格帯は1〜10万円と幅広く、素材や装飾によって異なります。
モダン経机は、シンプルなデザインのものや折りたたみのものなど、比較的手頃な値段で手に入るものも多いです。
唐木経机は価格に幅があります。黒檀や紫檀などの高級木材を使用しているものや装飾が多いもの、日本製や天然木のものは格調高さや品質の高さを実感できます。
まとめ
今回の記事では経机の選び方についてご紹介しました。
仏壇とともに長く使うものになるので、ぜひご自宅の仏壇やインテリアと調和するものを選んで、納得のいくものを長く使っていただければと思います。
当店ではデザインや素材、価格ともに様々な経机を取り扱っております。
ぜひお気軽に当店にご相談くださいませ。