浄土宗の仏壇のかざり方と仏具

      2018/11/08

仏壇とは

仏壇は先祖をまつる場であると思われている方も多いかもしれませんが、本来はご本尊の仏さまをまつる場所であります。

故人や先祖の位牌はご本尊の下段に置きますが、これは仏さまの弟子となったことを表しています。

仏壇のまつり方

浄土宗の仏壇では、須弥壇にご本尊をまつります。

須弥壇とは仏壇の中心となるもので、ご本尊を安置する場所となります。

須弥壇の左右に脇壇があり、その向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩をまつりますが、右側に善導大師、左側に法然上人をまつる場合もあります。

法然上人はご存知のように浄土宗の開祖ですが、善導大師は中国の浄土教の大成者で、法然上人が浄土宗を起こすきっかけとなった『感無量寿経疏(観経疏)』を著した僧です。

ご本尊の阿弥陀如来は木像・絵像どちらでもよく、立像・坐像どちらでも構わないとされていますが、ご家庭では舟立阿弥陀と呼ばれる立像をまつるのが一般的です。

位牌は脇壇のすぐ下の段にまつります。

位牌が1つの場合は向かって右側に、2つの場合は右側に古い位牌を置きますが、位牌の数が多くなってきた場合は繰り出し位牌にされるとよいでしょう。

繰り出し位牌とは位牌の札が複数入るようにしたものです。

浄土宗仏壇

浄土宗仏壇

 

浄土宗の仏具

本尊

こちらの画像が、仏壇におまつりする一般的なご本尊で、舟立阿弥陀と呼ばれている形です。

阿弥陀如来立像(浄土宗)

阿弥陀如来立像

 

浄土宗脇侍

脇侍

 

上の画像の脇侍は善導大師と法然上人が描かれたものです。

三具足

燭台・香炉・花立のことです。

ろうそく立て

燭台

香炉

香炉

花瓶

花立

五具足

燭台・花立各一対・香炉のことです。

五具足

五具足

茶湯器

お茶・湯・水を入れて供える器のことです。

茶湯器

茶湯器

 

仏飯器

ご飯を備える器です。ご飯は炊きたてを供えましょう。

仏飯器

御仏飯

 

高坏

お菓子や果物を供える器で、半紙を敷いて用います。

高坏

高坏

過去帳

故人の戒名・俗名・命日・享年を記したもので、霊簿ともいいます。

過去帳

過去帳

経机

仏壇の前に置き、経本・数珠・前香炉・鈴などをのせる机です。

経机

経机

霊供膳

霊膳ともいい、お盆や法要の時に仏前にご飯をそなえるためのお膳です。膳と飯椀・汁椀・平椀(煮物)・壺椀(なます)・腰高坏(香の物)・箸からなるもので、一汁三菜の形態をとります。

霊供膳

霊供膳

木魚

読経や念仏の時に拍子をとるために叩きます。

木魚

木魚

鈴の音には邪気を払う力があるとされており、毎日の礼拝の時に鳴らします。

りん

りん

伏鐘

木魚や鈴と同様に使用します。

伏鐘

伏鐘

 

香炉

前香炉を置く場合は線香を立てるために使い、三具足の香炉は抹香を焚く火舎香炉をおきます。

火舎香炉

火舎香炉

 

仏壇には3段と4段がありますが、一般のご家庭では3段の仏壇が多いかと思います。

段数によって仏具の配置が少し変わりますが、3段の仏壇の場合、上段にご本尊、中段に仏飯器・茶湯器・高坏、下段には花立・過去帳を置きます。

他に燭台、香炉、鈴、線香立て、火消しなどの仏具がありますが、それらは経机に置かれると良いでしょう。

さいごに

朝はご飯や水をお供えし、夜は一日の感謝とともに礼拝をし、日々掃除を行いきれいにしておくことが望ましいです。

仏さまや先祖をまつる仏壇は、家族の心のよりどころとして大切にしていきたいですね。

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