

- ペットの位牌を用意したいけど、どうやって選ぶの?
- ペットにも戒名を付けてもらうの?
- ペット位牌はお仏壇に入れてもいいの?
本記事ではこのような疑問を解決します。
家族の一員として過ごしてきた愛するペット・・・。悲しいけど命あるものいつかはあの世に旅立ちます。
せめて位牌をつくって供養をしたい・・・。そのように考える方も多く、当店にもご相談をいただくことが多くなってきました。
ただ人間の位牌と違って、ペットの位牌には決まった書き方もなく、地元の仏壇店やお寺に相談をしてもアドバイスが貰えないことも多いようです。
そこで今回は、創業明治39年の仏壇・仏具専門店がペット位牌の選び方から文字入れ方法や祀り方までを解説いたします。
本記事を参考にすると、ペットの位牌選びで悩むことはなくなるはずです。
- ペット位牌の選び方や作り方がわかる
- ペット位牌の正しい祀り方がわかる
- ペットの位牌に最適な位牌3選
目次
ペット用の位牌の選び方のポイント

生前の姿をイメージできるようなデザインがオススメ
ペット用の位牌は生前の姿が思い描かれるようなデザインのものを選択されるのがおすすめです。
というのも位牌は、後から簡単に変更すべきものではありません。適当に選んでしまっては後悔することになるかもしれません。
大切なペットの魂が宿り、長年お祀りすることになる位牌ですから、じっくりと納得できるものを選びましょう。
必ずしもペット専用の位牌である必要はない
ネットでペット用の位牌を探すと、ペット専用の可愛い位牌がたくさん販売されています。しかし必ずしもペット専用のものでつくらないといけないということはありません。
現在、ペット用の位牌はバリエーションが少なく、クリスタルガラスの位牌が中心にラインナップされています。
そのため「なかなかイメージ通りの位牌が見つからない」というご相談をいただくこともしばしば、、、。
そんなときは人間用の位牌も選択肢として見てみましょう。ペット専用のものよりも種類が多くイメージ通りの位牌が見つかるはずです。
では位牌が決まったら、どのように注文を進めればよいのでしょうか?
ペットの位牌に入れる文字について

位牌への文字入れはある程度、融通がききます。特にペットの位牌には書き方の決まりなどはないので自由に文字を決めて頂けます。
とはいえ「入れるべき文字」や「一般的な書き方」があるので下記を参考にしてください。
表面にはペットの名前を入れる
位牌の表面にはペットの名前を入れます。名前だけでもいいですし、「○○之霊」と入れることもあります。
裏面には没年月日や没年齢を入れる
一般的に裏面には「没年月日」と「没年齢」を入れますが、必ずしも入れる必要はありません。
人間ですと「年忌法要」があるので没年月日が確認できるようにと必ず入れますが、ペットのお位牌の場合はこの限りではありません。
好きな言葉やメッセージを入れてもOK
また裏面には好きな言葉やメッセージを入れる方もいらっしゃいます。
今まで一緒に過ごしたペットへの感謝を込めて「ありがとう」や「大好き」などの文字を刻まれることが多いです。
ペット用位牌の正しい飾り方・祀り方

ペットの位牌は単独でお祀りするのが一般的
ペットの位牌はご家庭のお仏壇に入れずに別の祭壇をつくってお祀りするのが一般的です。
とはいえ「家族なんだからやっぱり同じ場所でお祀りしたい!」という気持ちがあれば入れていただいても問題はありません。
あくまで「一般論では人間とペットは別の祭壇を用意することが多い」とご理解ください。
小さな仏壇やステージ型の供養台がおすすめ
ペット用の祭壇には小さな仏壇やステージ型の供養台が最適です。
ご本尊は用意する必要がありませんので、祭壇の中央に位牌を配置し、ペットが好きだった食べ物やおもちゃをお供えいただくとよいでしょう。
ペットの位牌としてオススメの位牌3選
ノワール

モダンデザインの塗り位牌です。台座が低くコンパクトなので小さな祭壇にもよく似合います。
春日

リーズナブルな価格ながらも、しっかりとした国産の会津塗り位牌。当店の位牌の中でも最も人気のある位牌です。
雪月花 雪丸

いろいろな供養のかたちに寄り添うシンプルな唐木位牌です。ひとつひとつ丁寧に作られた深みのある透明な艶が、唐木の木目をより美しく輝かせます。
まとめ

- ペット用の位牌のデザインは自由に選べる
- 位牌には名前や没年月日、没年齢を入れるのが一般的
- ペット用の祭壇を用意してお祀りするのがオススメ
以上、ペット位牌選びの参考になればうれしく思います。
偲墓は行く末の煩わしさを無くし、かつ伝統的な供養もしてもらえる新しいスタイルのお墓です。生活環境や居住地域が変わっても無理なく供養し続けられるよう、お寺や宗派の枠に捉われない仕組みを実現しました。これまでの伝統を引き継ぎつつも、これからの供養のあり方をカタチにしたお墓です。
