仏間は仏壇のある部屋です
わが国の一般家庭で仏檀を設けて
仏像をまつり経文を置くようになったのは
天武天皇の十三年(六八五年)に勅名に
よって奨励されてからと伝えられます
仏間は、部屋数の多い家では床の間
の部屋に隣接して設けます
しかし一般住宅における仏檀は
和室に収納庫のような形の中に設けるか
部屋にじかに置く形で設けます
仏檀の方位は、西北に据えて東南に
向けるのが最上で
家業繁栄の『大吉相』であると言えるでしょう
次に、西に据えて東に向けるのが
家族和して発展の気を得て『吉』とされ
北に据えて南に向けるのも富貴弐なる
『吉相』と言われています
また、仏檀の上に二階廊下とか部屋を設けることは
踏みつける意味になって『凶』ですから気を付けましょう