考えて見れば
仏檀は先祖の魂をまつる場所とすれば
一番気持ちのいい場所にいい形に据えることが
最高の設置であることは間違いありません
もちろん毎日、線香を献じて
礼拝供養することが
一番大切なことです
このように、床の間と仏間は日本の住宅の中に
完全に溶け込んで
私たちの生活の一部分になっているようです
そして、住宅の和室には
なくてはならない構成要素でもあります
床の間においてはデザインを視点に
仏間はその位置と方向を中心に書きましたが
この床の間と仏間においては
数多くの視点から見ることができます
本当に奥のあるテーマだと思います
みなさんも日頃から
見たり考えたりされてはいかがでしょうか
和室にいることが十倍楽しくなります
(建築家 芳賀信次)