正義がなければ家風は乱れる

鴻池グループ、旧UFJ銀行の前身「鴻池家」の始まりは、

今から400年前にさかのぼります。

その家訓は、今も私たちにたくさんのことを教えてくれています。

一 正義がなければ家風は乱れる。あらゆることに正路を選ぶことを旨とし、法の定めを守り、義と仁を重んじて、人の道を踏み外すようなことを行ってはならない。

一 毎日仏壇と神棚を清め、心から感謝の祈りを捧げること。安楽な暮らしができるのは天の神、地の神のご加護があるからだということを片時も忘れてはならない。今日あるのは先祖が徳を積み重ね、父上や母上がお前に教えたからだ。その恩義を忘れてはならない。

一 主人は手本足るべし。店主が公平な行いが出来ていないのに、奉公人の非をとがめても、表面的には反省をしたように見えるかもしれないが、心の中には不満が溜まっていく。それが家風の乱れを引き起こすことにつながる。ゆえに主人たるもの公平公正に自らを律しなければならない。そのことを肝に銘じておくこと。

一 小事こそ大事。悪いことはどんな些細なことでもしてはならないし、どんな小さなことでも善いと思ったことはやらなければならない。大事は小事が積もって成就する。ややもすると、小善は無益だと思って実行しないが、小悪が積み重なって大罪を犯してしまう。

一 お金は預かりもの鴻池家が今無事にあるのは、天を畏れ、私心なく、金銭を大切にしてきたからである。自由に使える金銭も、先祖から預かり子孫に伝えるべきものと考え、身勝手な言い訳をつけて浪費をしてはならない。暮らしをつつましくして、わが子にもそれを見習わせ、両親を安心させること。

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