お彼岸とは?
彼岸という言葉はサンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」の漢訳で「到彼岸」の略であると言われています。現代語にすると「迷いの多いこの世(此岸)から、悟りの世界(彼岸)へ到達する」という意味です。
春の彼岸は春分の日を中心として、秋の彼岸は春分の日を中心として前後3日間、合計で7日間行われます。春分の日、秋分の日は昼夜の長さが等しく、太陽が真東から出て真西へ入ります。真西に沈む夕日を拝み、その彼方にある浄土を思い、浄土にいる先祖を偲び、仏事を行うのがお彼岸です。
お彼岸の供養は何をする?
お彼岸までに仏壇を掃除し、新しい花、お菓子などをお供えします。仏具が汚れていたら磨いておくと良いでしょう。また、できればご家族揃ってお墓参りをするのが良いでしょう。墓石をきれいに洗い、お墓の周囲も掃除してお花、線香、お菓子などをお供えします。
お仏壇やお墓を綺麗にして、ご先祖様へ感謝の心でお祈りすることがお彼岸の最高の供養となります。