こんにちは。
今回も仏壇や位牌を彩る「金箔」についてご紹介します。
前回の続きですが、
出来上がった延金のロールを正方形にカットします。
それを専用の紙の間に挟んで金槌でさらに打ち延ばします。
この工程は3〜4回繰り返され、
その度に「荒金」「小重」「大重」と名前が変わっていきます。
次に「仕立て」といって
表面のけばけばした輝きの艶を取り
落ち着いた輝きにするための化粧打ちが行われます。
これらの工程はすべて、
熟練の職人の手作業によって行われます。
ここまでの工程でも、とても薄い金ができているのですが、
さらに1/10000mmの「箔」にするために機械でプレスします。
位牌の縁などに装飾されている金箔ですが、
あの独特の輝きを出すためには機械だけでなく職人の手によって丁寧に造られています。
もし金箔が使われている製品を手にすることがあればよく観察してみて下さい。