曹洞宗のご本尊

曹洞宗は、お釈迦様の教えを幾世代にもわたり、師匠から弟子へと受け継いだもので、インド・中国を経て日本へと伝わった禅宗の中の一つの宗派です。

13世紀に中国から伝わり、日本で広まりました。静寂と調和を重んじる教えで、多くの寺院と信者を有しています。

永平寺を開いた道元を「高祖」、總持寺を開き、全国に教えを広め教団としての曹洞宗を確立した瑩山を「太祖」と呼んでいます。

他の宗派では、開祖は一人、本山であるお寺も一寺であることがほとんどですが、高祖道元、太祖瑩山を曹洞宗の「両祖」としてあがめ、永平寺と總持寺の両方のお寺を「大本山」としているのも曹洞宗の特徴です。

永平寺唐門
永平寺唐門

曹洞宗の本尊の意義

曹洞宗の本尊

曹洞宗では本尊として、「釈迦牟尼仏」をおまつりするのが一般的です。他にも曹洞宗では、観音菩薩など、多岐にわたる本尊をまつる場合があり、それぞれに意味と教えが込められています。

「釈迦牟尼仏」とはお釈迦様のことで、釈迦如来・釈尊とも言います。たくさんの仏さまの中で唯一実在した仏さまで、仏教の創始者でもあります。

お釈迦さまは、現在のネパールで釈迦族の王子として誕生しましたが、19歳で出家、35歳の時に尼連禅河のほとりの菩提樹の下に端座して悟りを開き、80歳で入滅するまで多くの人を導かれました。

釈迦如来
釈迦如来坐像

本尊をおさめる仏壇の重要性

仏壇は本尊を安置する場所で、日常生活の中での精神的な拠り所となります。家庭の中での信仰の場で、日常の中で感謝の心を育む役割を果たします。

曹洞宗の本尊の選び方

本尊選びのポイント

本尊選びには、形状、大きさ、素材などの要素が重要です。自分に合うものを選ぶ心構えも大切です。

正しい本尊の手入れ方法

本尊は感謝の心を込めて大切に扱うことで、長く信仰の対象として親しむことができます。お手入れは年に数回、毛バタキ、筆などでホコリを払う程度で大丈夫です。

曹洞宗の本尊の購入ガイド

購入前の注意点

本尊を購入する際には、信頼性や品質を確保できる店舗を選ぶなど、慎重に考える必要があります。

信頼できる仏具店の選び方

良い仏具店では、専門的な知識と共に、心のこもったサービスが提供されます。インターネットで購入する場合も、しっかりとした知識を持って良質な仏像を取り扱う仏具店を選びましょう。

価格と品質のバランス

本尊は一生ものですので、価格と品質のバランスを見極めることが大切です。長く大切にするために、品質を重視しましょう。

本尊を通じた信仰生活の充実

曹洞宗の本尊は、単に物ではなく、日々の生活と深く結びついた心の支えです。適切な本尊を迎えることで、心豊かな日々を送る手助けとなるでしょう。

付録:参考文献とリンク

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