グローバル化や情報化が進むこれからの社会では、
宗教に関しても
情報をどのようにして伝えるか、
だれに接して知るか
といった方法や経路が
大きく様変わりしていくことが予想されます。
何を宗教と定義するか
についての境界線があいまいになるでしょう。
例えば、インターネットを通じた精神世界の探究には、
30代前半から40代前半の世代が多く興味を抱いています。
小学生でもホームページが作れる時代ですから、
ネットでの人間関係のつながりが
現実よりリアリティを持つようになるかもしれません。
しかし、宗教に関する情報の扱いについては
研究も確立されておらず、
まだ過渡期の段階だと思います。
国学院大学教授・井上順孝
(立命館大学主催・読売新聞大阪本社後援)