法輪とは梵語(サンスクリット)のダルマ・チャクラDharma-cakraの漢訳で、車の輪が回り続けるように、未来に向かって永遠に広められていく仏の教え、すなわち仏法を象徴しています。
八つの放射状のは、仏教の最も重要な実践徳目である「八正道」(正しいものの見方、正しいものの考え方、正しいことば、正しい行い、正しい生活、正しい努カ、正しい念い、正しい心の統一)を表わしたもので、仏像がつくられる以前の時代には、この法輪が仏教における礼拝の対象として拝まれ、現在では仏教徒共通のシンボルとして国際的に用いられています。