床の間の起源は
仏教思想から由来しています
床の間は仏画を掛ける壁と
その前に置いた台(三具足を飾る台)が
造り付けになったものです
書院は書見のための場所
違い棚は本棚の変形したものです
いずれも僧侶の信仰生活の
日常の必要から生まれたものですが
後世にこの三者が一体になって
書院造りの様式に発展し大成してからは
その意匠的な評価が高まりました
それが次第に地位と権カの象徴として
取り上げられる傾向が顕著になり
床の間は規模も形式も
豪華なものに変わっていきました