唐木仏壇に使用されている材料を説明します

1.紫檀
学術名 Pierre,Dalbergia Cochincbinensia(マメ科)
一般名   シタン
用  途   高級唐木悌壇、家具
産  地   インド南部
木材が紫色を、帯びているので紫檀の名があります。高さ10mに速し、幹は径30~50㎝。枝に柔らかい毛があります。材が堅く心材は、濃色であるが均一でなく、赤褐色、濃褐色、黒色などの縞を示し美しく、耐久性も非常に優れています。そのため、建築及び家具材として用いられます。

2.黒檀
学術名 Diospyros.Spp(カキノキ科)
一般名   コクタン.エボニー.
用  途   高級唐木仏壇、家具、ピアノ、彫刻材
産  地   東南アジア(インドネシア)
小木形の木であるが、まれに、径40cm位に達するものもあります。辺材は、非常に薄く、淡い革色~紅革色で、淡黄褐色で縦条のある黒色の心材とは判然としています。木理は通直、肌目は非常に細かく滑らかで光沢があります。無味無臭で非常に重く、堅さのあまり加工がやや困難ですが、耐久力のある非常に強い材です。

3.鉄刀木
学術名   Cassia Siamea Lamk(マメ科)
一般名    タガヤサン
用  途    高級唐木仏壇、家具、建築用材
産  地   タイ
辺材はおおむね白黄色、心材は黄褐色~褐色~淡紫褐色と様々で、黒条班があります。材は非常に堅くて強靭で極度に耐久力があります。また、加工はやや困難ですが光沢を現し仕上りはとても美しいです。特に板目材に美しい杢目を見せています。

4.シャム柿
学術名  Cordia Dodeandra(ムラサキ科)
一般名   ゼリコテ、シリコテ
用  途  キャビン・高級唐木仏壇、家具
産  地  中南米諸国(ガテマラ、メキシコ)
心材は赤褐色で、黒い独特の模様を伴います。小木が多く大木は希です。直径は20~40㎝位のものがほとんどです。生息状況は希であり高価な材料です。磨くと光沢が現れ仕上りは非常に美しくなります。

5.ゴールド紫檀(黄金丹)
学術名  Cordia Gerascanthus(ムラサキ科)
一般名   ボコテ、カナレッテ、コルディア
用  途  高級唐木仏壇、家具
産  地  中南米諸国(メキシコ、コスタリカ)
生息状況は希であり、高価な材料です。木の大きさは小木から大木まで様々です。心材は黄色見がかった茶色(golden brown)で不規則な杢目をしています。木質は濃密で表面は磨くとすばらしい光沢を持ちます。弊社ではこの為、この材料を使用した仏壇をゴールド紫檀と名付けています。

6.セピター
学術名  Sindora Coriacea Baker(マメ科)
一般名  セピター
用  途  仏壇、家具、キャビネット、合板用材
産  地  フィリピン、ブルネイ
内皮は、赤褐色で、ともにキルク質で、乾燥すると非常に堅くなります。材はやや柔らかいものから硬いものまである。

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