「お盆にはご先祖様のために盆提灯を飾るって話だけど、、、いつからいつまで飾ればいいの?」
毎年お盆になると問い合わせの多い「盆提灯を飾り始める時期と片付ける時期」について、創業明治39年の仏壇・仏具専門店がわかりやすく解説します。
盆提灯はいつから飾るのが正しい?
盆提灯は盆月の1日から10日までの間に飾り始めます。つまり7月のお盆の地域では7月1日から7月10日の間に、8月のお盆の地域では8月1日から8月10日の間に飾り始めるのが一般的です。
お盆とは13日から16日までの期間を指しますが、13日は盆の入りといってお盆が始まる日です。なのでそれまでに飾ればいいのですが、「早くご先祖様に返ってきてほしい」という思いを込めて少し前から飾り始める方が多いです。特に新盆の場合は7月初旬から飾り始める風習があります。
ということで盆提灯は盆月の1日〜10日の間に準備して飾り始めましょう。
盆提灯を灯す時間帯
盆提灯は基本的に夜間のみ灯し、寝る前に消します。
盆提灯は「ご先祖様が返ってくる時に目印になるように」「ご先祖様の足元を照らすように」との想い込めて灯しますので、暗い夜間だけで問題ありません。
ただ13日〜15日のお盆期間中はご先祖様をもてなす意味で、行灯の明かりは日中も付けておきましょう。
では盆提灯の片付けはどうしたらよいのでしょうか?
盆提灯はいつまで飾っていつ片付けるべき?
盆提灯はお盆が明ける17日以降で片付けはじめ、月末までに片付け終わるようにしましょう。
ただし7月盆の地域では8月初旬まで盆提灯を飾る風習のところもあります。
特に東京の日本橋周辺では7月中はご先祖様のために火を灯し、8月初旬は無線仏様のために火を灯すとされていました。
とはいえ、一般的には7月盆は7月17日〜31日に、8月盆は8月17〜31日の間に片付けると覚えていただければ大丈夫です。
盆提灯を飾る時期についてのまとめ
お盆の時期によって、盆提灯の飾り方が異なります。7月盆と8月盆それぞれの場合で、正しい飾り方を心掛けましょう。盆提灯を飾ることで、ご先祖様を迎える心遣いを大切にし、家族で過ごすお盆のひとときを大切に過ごしましょう。
- 盆提灯は盆月の初旬から10日までに飾り始める
- 盆提灯に光を灯すのは夜間だけ
- 盆提灯は盆明けの17日から月末までに片付ける
以上、参考になりましたら幸いです。