一人暮らしの母が入院することに、、、。留守の間、位牌の管理はどうしたらいいの?
このような質問に創業明治39年の仏壇・仏具専門店がお答えします。
長期間家を留守にすると、これまで毎日のように手を合わせていた位牌をどうすればいいのか困ってしまいますよね。
「むやみに動かさないほうがいいんじゃ、、、。」「病院に持っていくのは気が引けるし、、、。」など、当店にも様々な相談を頂きます。
そこで、今回は留守の時も位牌を正しくお祀りする3つの方法をご紹介いたします。
本記事を参考にご自身に合った方法でお位牌をお祀りしてください。
留守の時も位牌を正しくお祀りする3つの方法
留守中の位牌の祀り方1:位牌だけでも持っていく
はじめに紹介するのは、仏壇はそのままに位牌だけ(できれば仏像も)を移動先に持っていきお祀りする方法です。
その場合、移動先では位牌だけをお祀りできる祭壇を用意して安置します。祭壇と言っても簡易的なもので問題なく、敷物の上に安置して頂くだけでも問題ありません。
可能であれば、お香、お花、ろうそく、ご飯、お水、お菓子のようなお供え物も用意していただくと良いのですが、できる範囲で大丈夫です。
また、病院や老人ホーム、ホテルなど火気厳禁の場所ではお香やろうそくは省略してください。
最近では出張先や旅先に位牌を持っていかれる方も多く、携帯用の位牌というものまであります。
留守中の位牌の祀り方2:仏壇ごと移動or仏壇を新調する
留守の期間が長期になる場合は、仏壇ごと移動させる、または一時的な小さい仏壇を新調するのがおすすめです。
長期間にわたり仏壇を放置すると埃が溜まり仏壇や仏具の劣化が進みますし、移動先でも仮の状態が長引くのはよくありません。
もし、今の仏壇が小さな仏壇であれば簡単に移動できますし、大きな仏壇で場所の確保が難しいのであれば安価な小さな仏壇を用意して祀りましょう。
留守の期間が長期になる場合はご検討ください。
留守中の位牌の祀り方3:留守の時も位牌は動かさない
3つ目の方法は留守中も位牌は動かさずに、そのままでお祀りする方法です。旅行や出張、短期入院など留守にする期間が短いのであれば位牌や仏壇を移動する必要はありません。
留守にする間は安全のためコンセントは抜いておき、埃が入らないように扉は閉めておきましょう。
まとめ:留守の時も位牌を正しくお祀りしましょう
今回は留守中の位牌の祀り方について3つの方法を紹介しました。
- 留守の間は位牌を持っていく
- 仏壇ごと移動する・仏壇を新調する
- 留守の間も位牌は動かさない
ご自身の状況に合わせて最適な方法をお選びください。
どの方法でも構いませんのでご先祖様を大切にお祀りしていただけますと幸いです。