この度の台風により被災されました皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。お客様よりお預かりいたしましたお仏壇の修理のご報告例をご紹介いたします。
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【ケース1 水没】
仏壇:黒檀練り仕様 胴長 25号 上段・下段
所見:
上段—–背板の取り替えが必要です。表面再塗装の必要があります。外扉は問題特にありません。障子の多少の修正と、紗の張り替えを要します。内陣の高欄の再生・猫戸の欠損を補充。概ね復元可能です。
下段—–水没による影響で台輪部分にねじれが生じ、再生不能です。ベニヤ材が剥落し取り替えの必要があります。引き出し・紹礼棚等可動部分の膨張・ねじれにより、復元不可能のため、造り直しをお奨めいたします。
○以上を総合的に判断いたしまして、修理と新調の二通りのご検討をお願い致します。
【修理】上段は修理可能ですので、修理補修です。
下段はお造り直しをされたほうが良いかと思います。
【新調】新調の際は当店のお仏壇の中から、特別価格にてご提供いたします。ご予算に合わせてご相談に応じますので、お気軽にお声をおかけください。
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というわけで、修理をすることになりました。水害で大変な目にあわれましたが、これを機会に美しく生まれ変わったお仏壇に、たいそうご満足頂きました。