念珠の持ち方

左右の手に掛ける方向をご指導下さい
真言仕様の数珠を持つ時に
親玉の方を左手でしょうか?

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 I 様
佛英堂の野呂です。
この度は、お問い合わせありがとうございます。
また、わざわざお電話をいただきまして、誠にありがとうございました。
念珠職人さんやお寺様から伺った中で、わかる範囲でお答え致します。


真言宗では、百八珠を正式の念珠としています。この数は基本の数であり、実際には珠の総数は大小合わせて百三十九個あります。経典には一母珠、十記子の念珠しか説いてないので、そのような総数にはなりません。百八珠を二分している「大珠(だいしゅ)」が二つあります。この珠を「母珠(もしゅ)」(親珠(おやだま))と言います。

また、百八珠を「子珠(ししゅ)」(こだま)とも呼びます。母珠は法門の主である
阿弥陀如来(つまり仏果)、子珠は百八煩悩あるいは百八智や金剛界百八尊を表わしています。つまり念珠を繰ることは、金剛界百八尊に帰依(きえ)し、百八智慧に目覚め、百八煩悩の滅除を念誦することを意味しているのです。

経典を読誦したり、真言をお唱えした後に、念珠を摺(す)って祈願(きがん)する
ことが一般に行われていますが、念珠は摺り鳴らすものではありません。激しく
摺り鳴らすことは上品なやり方とは言えないからです。 

また念珠を手に持ったり、手首に掛けたりするときは、必ず左手です。
高野山では達磨(親珠)すなわち補処(浄明)の付いている方を右手の中指に、緒
留(おどめ)を左手の頭指に掛け、房は両手の掌中に入れて持念し、房を手の外に
垂らしたりはいたしません。

如何せん、真言宗は四宗十一派に分かれています。
念珠の持ち方や持念の仕方も、宗派によって異なりますので、
各宗の住職さんに聞いていただくのが良いかと思われます。

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