朝 ホテルのロビーで、いきなり中国の旅行者2人が現れ、フロントの受付嬢に水鉄砲を向けた!!!一瞬、緊張が走る・・・が、すかさず受付嬢は、(いったいどこに隠していたのか)さらにデカイ水鉄砲で狙いをつけた。平謝りで退散する中国人たち。なんだー?!この騒ぎは???
毎年、タイの人たちが楽しみにしているお祭りが「水かけまつり」。その名のとうり、お祭りの間は無礼講で水を掛け合う。水の神様に感謝をして、お互いに水のかけっこをするお祭りなのだ。
4月の13/14/15日だが、気の早いものは、11日頃から、もう待ちきれずに、そわそわし出す。そういえば、人気のない街に気づく。大半の人口が、故郷へと大移動するらしい。大通りががらんとしている。祭りの前はどこの国でも似たような雰囲気を醸し出すようだ。いつ始まってもおかしくはないファンキーな祭りに、大人も子供も大はしゃぎなのだ。
沿道には、走ってくるトラックだろうがタクシーだろうが、お構いなしに狙いを定め、思い思いのボールやバケツに水を溜めて待っているグループがいる。すでに水浸しの彼らの目は嬉々として、とても楽しそうだ。黒塗りの気取ったBMWも白い粉だらけになって走っている。かけられるのは、どうやら水だけではない。と言うのも最近ペンキではないが、「ちゃんとかけました」の記しに目立つ白をマーキングしだしたらしいのだ!
ここカオサン地区では、かわいいワルガキどもが大型水鉄砲を持って獲物?を物色している。決して目を合わせてはいけない。でも油断していても駄目だ。
オープンテラスのパーやレストランやお店は、毎度のことで、ちゃんとビニールを巻いて濡れてもいいように万全の臨戦態勢をとっている。狂気で打ち震える、まさに開戦前夜の様子をご覧頂こう。
バンコクのシャンゼリゼ通りといわれる大通りの噴水だってライトアップまでして・・・まるでカーニバルのようだ!水の神様はやはり「竜神」で、ドラゴンが大きな蓮花に向かっていく様子は、さながら「キングコング対ゴジラ 南海の決闘」っぽくって迫力満点だ!!