「お盆になると「ほおずき」をよく見かけるけど何か意味があるの?」
「ほおずきはどうやって飾ればいいの?」
「飾り終わったほおずきの処分方法は?」
このような疑問に創業明治39年の仏壇・仏具専門店がお答えします。
お盆飾りに「ほおずき」が使われる理由
お盆にほおずき(鬼灯)を飾るのは、丸みお帯びた形と炎のようなオレンジ色の見た目が盆提灯に似ているからです。
お盆にはあの世からご先祖様が帰ってくると言われ、家々ではご先祖様が迷わずに帰ってこれるようにと盆提灯を飾ります。
この盆提灯に形と色が似ているということから、昔の人が盆提灯に見立てて飾り始めたのが始まりだと言われています。
お盆飾りとしてのほおずきの飾り方
ほおずきはお盆飾りとして盆棚や仏壇、お墓などに飾られます。
盆棚や仏壇にほおずきを飾る方法
盆棚や仏壇にほおずきを飾る場合、次の2つの方法があります。
- 吊るして飾る
- 実の部分をばらして飾る
吊るして飾る場合は下の写真のように飾ります。
ばらして飾る部分は他のお供え物のように高月などの供物台に載せて飾ります。
お墓にほおずきを飾る方法
お墓にほおずきを飾る場合は、他の仏花と一緒に束ねて飾ると良いでしょう。
飾り終えたほおづきの処分方法
飾り終えたほおずきは下記の方法で処分しましょう。
他の盆飾りと一緒にお焚き上げする
昔は盆棚や精霊馬などと一緒にお焚きあげする方法が一般的でした。しかし、最近では田舎に住んでいないとこの方法は難しいかもしれません。
可燃物として処分する
ほおずきは可燃物として処分していただいて構いません。現代ではこの方法が一般的です。地域のルールに従って分別し処分しましょう。
お盆飾りのほおずきについてまとめ
- お盆にほおずきをかざるのは盆提灯に形や色が似ているから
- ほおずきは盆棚や仏壇、お花などに飾る
- ほおずきを処分する場合はお焚き上げ
- 可燃物として捨ててもOK
以上、参考になりましたら幸いです。