「仏壇を置きたいけど、なるべく省スペースにしたい」「インテリアとなじむものがいい」
こんなお悩みをお持ちではないですか?お仏壇は空間的にも金額的にも大きな買い物になるので、慎重に選びたいですよね。
本記事では、創業より110年にわたり仏壇・仏具を販売してきた実績と経験を持つ老舗仏壇・仏具店のぶつえいどうが、壁掛け仏壇の選び方をご紹介します。
- 壁掛け仏壇のメリット/デメリット
- 設置法
- 購入時の注意点
壁掛け仏壇に興味がある方だけでなく、お仏壇の購入を検討されている方も必見です。
この記事を読んで、壁掛け仏壇の選び方を理解しましょう。
壁掛け仏壇とは?
専用金具で壁に置ける薄型設計の仏壇です。
今までは仏壇の置き場所としてあまり使われていなかった壁面を活用できます。
薄型設計で省スペースなので、お仏壇を置く場所がないとお悩みの方にもおすすめです。
壁掛け仏壇の特徴
コンパクトな薄型設計ですが、内側には仏具やお供えものを置くスペースがしっかり用意されています。
従来のお仏壇のような木製だけでなく、ガラス板や革、金属など、様々な素材が使われているものもあります。ガラス板だと、線香の灰で汚れてもサッと拭いていただけるので、日々のお手入れが簡単です。
扉を閉めると、絵画やインテリアのように空間になじませることができます。
価格は数万円〜60万円台まで様々な価格のものが販売されていますが、20〜40万円程度が相場です。
壁掛け仏壇のメリット
薄型で壁に省スペースで設置できます。
壁の空いている場所に取り付けることができ、場所を取りません。
子どもやペットの届かない位置に設置できて安心です。
また、お参りする人の身長に合わせて設置できるので、日々のお参りがしやすくなります。
シンプルでモダンなデザインが多いため、お部屋に合わせてデザインをお選びいただけます。
インテリアの一部として、和室だけでなくリビングやキッチンカウンターの袖壁、ベッドルームなど、場所を選ばず設置可能です。
リビングなどにいながら、ご先祖様や大切な亡き人を身近に感じられることでしょう。
壁掛け仏壇のデメリット
壁掛け仏壇が取り付けられない壁もあります。
壁に石膏ボードが使われていて、釘やネジが使えない場合があるからです。
日本にある住宅の壁の約7割に石膏ボードが使われているので、注意しましょう。
大工さんなどの専門業者の工事が必要な場合もあります。
最近では、ホッチキスの針で壁に金具を固定できる壁掛け仏壇も増えてきていますが、いずれにしても専用金具を取り付けての設置です。
特に賃貸住宅にお住まいの方は、壁へのキズの度合いも考慮し、金具取り付け方法をご確認の上設置するようにしましょう。
また、仏具が落下する恐れもあります。日々のお参りや掃除の際には、注意しましょう。
壁掛け仏壇によっては、仏具落下防止枠などの対策が取られているものもあります。
購入の際に確認しましょう。
壁掛け仏壇の設置方法
壁掛け仏壇の設置方法についてご紹介します。
自分でも簡単にDIYできる
石膏ボードの壁にはネジが使えないため、取り付け工事が必要な場合もありましたが、最近ではホッチキスで簡単に取り付けられる壁掛け仏壇も販売されています。
ホッチキスで金具を設置し取り付けるので、特別な工事をしたり、壁に大きなキズを残したりすることなく、簡単に取り付けられます。
ご自身で壁掛け仏壇を設置する際は、日光は仏壇を傷める原因となりますので、日当たりのよい窓側への設置は避けましょう。
また、設置するお部屋の広さとお仏壇のサイズのバランスを考えて設置しましょう。
不安な場合は実店舗で購入して設置までお願いしましょう
「うちの壁には設置できるのかな?」「自分でちゃんと取り付けられるだろうか」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
壁掛け仏壇は、一度設置してしまうと設置場所を変更することはなかなか無いかと思います。
設置が不安な場合は、実店舗で購入して設置までお願いすると安心でしょう。
壁掛け仏壇購入時の注意点
壁掛け仏壇購入時の注意点についてご紹介します。
仏具は小さく軽いものを選びましょう
薄型設計のため、通常の仏壇に比べて内側のスペースが狭く、中に置いておけるものが限られています。
絵画のように金具や釘で設置されているだけですので、あまり重いものや大きいものは置かない方が安心です。
中に置く仏具は、小さく軽いものを選びましょう。
なるべくシンプルな飾りを心がけましょう
壁掛け仏具を設置する際「仏具の落下」や「設置位置によっては、線香や灰が落ちたときに見えづらいこと」を心配される方もいらっしゃるでしょう。
なるべくシンプルな飾りを心がけることで、仏具の落下を防いだり、線香の灰で汚れてきてもサッと拭いたりでき、きれいな状態で安全にお使いいただけます。
専用金具が取付可能な壁か確認しましょう
日本の住宅に多く使われている石膏ボードの壁には取り付けられないものもあります。
また、金具の取付方法は、ネジ・釘、ホッチキス止めなど、壁掛け仏壇によって異なります。
金具の取付方法は何か、ご自宅の壁が専用金具が取付可能かどうか確認してから購入、設置しましょう。
ご自身での判断が難しい場合は、実店舗で相談してから購入、設置するのが安心です。
まとめ
今回の記事では
- 壁掛け仏壇のメリット/デメリット
- 設置法
- 購入時の注意点
についてご紹介しました。
壁掛け仏壇は、
- 省スペースでインテリア性も高い
- 和室や洋間、リビング問わずインテリアの一部として空間になじみやすい
- 壁面を有効活用できる
など、今まで「うちにお仏壇は置けるのかな?」と思っていた方にもおすすめです。
設置に関して不安な場合は、実店舗で相談してから購入して、設置までお願いしましょう。
当店ではデザインや素材、価格ともに様々な壁掛け仏壇を取り扱っております。
ぜひ当店にお気軽にご相談くださいませ。