お葬式の時に使った白木位牌っていつまでお祀りするの?不要になった後の処分方法は?
このような疑問に創業明治39年の仏壇・仏具専門店がお答えします。
白木の位牌は四十九日までの仮の位牌
白木の位牌は四十九日まで祀り、それ以降は「本位牌」を作ってお祀りします。
白木の位牌というのは葬儀までに急いで作る一時的な間に合わせの「仮の位牌」です。
そのため、長期間の使用に耐えられる品質ではなく、変色したり変形したりしやすい簡素な作りになっています。
一般的には四十九日までに本位牌を用意し、四十九日の法要に合わせて白木位牌の魂抜き(閉眼供養)、本位牌への魂入れ(開眼供養)を行っていただきます。
というわけで、白木の位牌は四十九日を目処に本位牌に作り変えましょう。
では、魂抜きを終えた白木位牌はどうすればよいのでしょうか?
白木位牌を処分する方法
魂抜きまで済ませた白木位牌はお寺に供養をしていただきます。
先にも述べたように白木の位牌は「四十九日までの仮の位牌」なので、その役割を終えると白木位牌はお焚き上げ供養します。
時々、本位牌をお祀りしているのに白木位牌も手元に残している方がいらっしゃいますが、今後も使用することはありませんし、後になって処分に困ることになるので早めに対処しておきましょう。
もし、何らかの理由でお寺に引き取っていただけないのであれば本位牌を購入した仏具店に相談すると良いでしょう。仏具店で引き取ってお焚き上げ供養の手配をしてもらえるか、もしくは別のお寺を紹介してもらえます。
白木位牌についてのまとめ
白木の位牌についてまとめます。
- 白木位牌とは四十九日までの仮の位牌
- 四十九日以降は本位牌に切り替える
- 白木位牌の処分はお寺にお焚き上げ供養をしてもらう
- お寺で引き取ってもらえない場合は仏具店に相談する
以上、白木位牌について参考になりましたら幸いです。