松阪には三大祭と呼ばれる有名な祭りがあり、最も華やかな祭りが、3月の最初の午の日の前後3日間行われる「初午大祭」です。
初午大祭の折、厄年を迎えた男女が厄除けのためにお参りするのが、ここで紹介させていただく岡寺山継松寺です。
松阪では「岡寺」または「岡寺さん」と呼ばれており、市民に親しまれているお寺です。
岡寺山継松寺とは
天平15年(743)、聖武天皇の勅願を受け、行基によって創建されました。
本尊は如意輪観世音菩薩で、高野山真言宗の寺院です。
聖武天皇42歳の厄年の際、行基のすすめにより、本尊の如意輪観世音菩薩を宮中に迎え入れ祈願をしたのち、再びお寺に安置したことにより、日本最初の厄除け観音の霊場となりました。
奈良時代に洪水によりお堂が流失しましたが、再建した継松法師にちなんで、継松寺という寺号となっています。
御朱印
本堂への参拝が終わった後、右手にある寺務所で御朱印をいただきました。
参道をを進んでいくと、香炉堂があります。
香炉堂には、その名の通り香炉と、線香とろうそくが置かれています。
今日は朝早く、線香が立っていないのですが…
参拝される方が多い日は、線香もたくさん供えられていて、その煙を浴びている方も多くいます。
私も1本お供えしてきました。
お寺の門にはこちらの石碑があります。
お寺には無料の駐車場もあります。
継松寺は松阪駅から徒歩5分の場所にあるので、観光客の方もお参りしやすいのではないでしょうか。
初午大祭では、十九の厄を迎えると振袖を着てお参りするのが恒例となっていて、とても華やいだ空気に包まれます。
2019年は3月9日(土)から11日(月)まで開催されますので、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。