曹洞宗のお寺に五色幕と水引幕を納めさせていただきました

今回伺ったのは、松阪市飯高町という所。

飯高町は松阪市の中心から車で1時間30分ほど奈良方面に走った場所にある人口5000人程の町です。

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お茶の栽培が盛んで、松阪市の特産品の1つとして親しまれています。
とても自然豊かな素敵な場所です。

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そんな飯高町に今回ご依頼いただいたお寺はありました。
お寺の宗派は曹洞宗で、現在は近くに住む16件の檀家様で支えているそうです。

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大きなお寺ではありませんが、
境内はとても綺麗に掃除されていて、檀家様が大切に手入れしている様子が想像出来ました。

ご依頼いただいたのはその方々からで、 「ご本尊をお祀りするにあたって、もう少しお堂の内部を荘厳な雰囲気にしたい」という想いをお伝えいただきました。

予めご予算をお聞きしていましたので、その中でできることで優先順位をつけさせていただき、
今回は五色幕と水引幕を納めさせていただくことになりました。

 

五色幕とは?

五色幕とは緑、黄、赤、白、紫などの5色からなる幕のことです。

地域や宗派によっては他の色を用いることもありますが、 今回はこの色で納品させていただきました。

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実はこれらの色には仏の体の一部を表し、
それぞれに意味が込められていて如来の心や智慧をあらわすと言われています。

 

あらわす部位 意味
如来の毛髪 心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く、定根 (じょうこん)・禅定(ぜんじょう)を表す
如来の身体 豊かな姿で確固とした揺るぎない性質、金剛(こんごう)を表す
如来の血液 大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない、精進(しょうじん)を表す
如来の仏歯 清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める、清浄(しょうじょう)を表す
如来の袈裟 あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ、 忍辱(にんにく)を表す

 

水引幕、柱巻きとは?

宗派紋や家紋の入った幕のことを水引幕と呼びます。
特注で作る場合は柱部分も一体となっているものもあるのですが、 今回はご相談の上、柱の部分だけ別になっている幕をご提案させていただきました。

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これらの幕には「清浄」の意味が込められており、 仏の世界を守る結界の役割があります。

今回おさめさせていただいたものには龍と宗派紋の刺繍が施されています。

 

取り付け完了!

 

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取り付けが終わった後の様子です。

取り付け前と比べてみるとその差は一目瞭然。とても荘厳なお堂になりました。

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ご依頼いただいた方々にもご満足いただけたようでなによりです。
まだ他にも改修したいところがあるそうなので改めてご提案させていただきます。

この度は誠にありがとうございました。

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