永年大切におまつりいただいたお仏壇。
そろそろ買い替えどきかもしれないけど愛着が・・・
そんな方におすすめの「仏壇のメンテナンス」。
今回は、三重県松阪市のN様より仏壇・仏具の修理・洗濯のご依頼をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
クリーニング前の仏壇・仏具
こちらが今回ご依頼いただいた仏壇です。
戦前から大切にお使いいただいているそうです。
ですが、さすがに経年劣化による多数の損傷や汚れが見受けられます。
天板には隙間が開いていました。
扉部分には大きな損傷はありませんが、止具部分の金属が劣化していました。
宮殿の金が変色しています。これはお線香の煙が表面に付着したためです。
金は錆びない素材なので、表面の汚れを落としてあげれば、また光輝くことでしょう。
飾られている仏具等も、表面に汚れが付着したり、金が剥がれてしまっていましたので、仏具もお仏壇と一緒にクリーニングさせていただきます。
修理・洗濯のポイント
今回は大きく分けて3つの部分について
修理・洗濯のご提案をさせていただきました。
①仏壇の修理・洗濯
1つ目は仏壇の修理・洗濯です。
一度、全ての部品を外して損傷箇所を修復し、再度組み立てなおします。
②仏像の修理・洗濯
2つ目は仏像です。
表面の金装飾の修復お行います。
また、光背が金属製だったのですが、 金属疲労による劣化が進んでいるので光背を新しく造るご提案をさせていただきました。
③仏具の洗濯
3つ目は仏具です。
真鍮製のものは磨き直して塗装を行い、 木製のものは表面を整えて再度、金装飾を施します。
クリーニング後の仏壇・仏具
そしてこちらがすべての作業を行った後の写真です。
表面に付着していた汚れを落とし、損傷のあった部分は修復・交換させていただいています。元々の艶や輝きが蘇り、新品同様に仕上がりました。
仏像もこの通りピカピカです。
台座の蓮の花びら一枚一枚まで金装飾を修復してあります。
光背部分は金属から木製に交換させていただきました。
変色していた宮殿もこの通り。金本来の輝きを取り戻しました。
扉部分の金具です。修理時には一度全ての金具を外しています。
修理前は止具が曲がってきちんと閉めることができませんでしたが、
その点も修理済みです。
ガタついていた引出しもスムーズに引き出せるようになりました。
表面は古い塗装を剥がして、再度塗装しなおしてあります。
ご依頼いただいたN様にもご満足いただけたようで安心しました。
N様、この度は誠にありがとうございました。
最後に
新しいお仏壇、仏具に変えていただくのもいいですが、
思い出の詰まった代々伝わる仏壇を修理して使い続けるのも素敵ですよね。
今回は仏壇から仏具まで修理させていただきましたが、 仏具だけの対応も可能です。
是非、お気軽にご相談下さい。
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