花まつりとは
毎年4月8日は「花まつり(はなまつり)」です。
別名「灌仏会(かんぶつえ)」「降誕会(ごうたんえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」「龍華会(りゅうげえ)」「花会式(はなえしき)」「浴仏会(よくぶつえ)」ともいいます。
これは、仏教の開祖であるお釈迦さまが誕生した日で、そのお祝いをする日です。
日本での花まつりの起源については諸説ありますが、承和7年(840)4月8日に清涼殿において行われたと仏教辞典には記載されています。
花まつりって何をするの?
花まつりでは境内に花御堂(はなみどう)が作られ、その中にお釈迦様の誕生仏が安置されます。
なぜ花御堂が作られるかというと・・・
お釈迦様は、約2500年前、現在のネパールのルンビニの花園で誕生したとされており、花御堂はそのルンビニの花園を表しているので、さまざまな花を飾って作られているのです。
花御堂に安置されたお釈迦様の誕生仏には、参拝者から甘茶がかけられます。
甘茶を灌ぐので、花まつりは「灌仏会」とも言われるのです。
誕生仏のポーズですが、お釈迦様が生まれてすぐ7歩歩き、右手で天を、左手で地を指さし、「天上天下唯我独尊」と言ったとする説に由来しています。
「天上天下唯我独尊」は本来、「私たちは誰とも代わることが出来ない、一人一人が尊い存在」という意味です。
最近では、「自分が一番偉い」という意味で誤った使い方をされることがありますが、間違わないよう気を付けたいですね。
甘茶と白象
花まつりに欠かすことのできない、甘茶と白象について簡単にご紹介します。
甘茶
ユキノシタ科のアマチャという木の葉を煎じたお茶です。
お釈迦様が誕生したとき、9つの龍が現れて、お釈迦様の体に香湯(甘露の雨)を注いで産湯としたとされたことに基づいています。
白象
お釈迦様の生母である摩耶夫人が、6本の牙を持つ白い象が体内に入る夢を見てお釈迦様を身ごもったことに由来します。
松阪市仏教会主催はなまつり概要
松阪市では灌仏会の時期に合わせて毎年お子様向けのイベントが開催されています。
花まつりご案内
[内容]
お稚児さんの可愛い衣装を身に纏った子どもたちによる行列と記念撮影、その後のレクリエーション。
[日程]
2019年4月7日 日曜日 (稚児行列は13時から13時半 解散は14時半頃の予定)
[場所]
樹敬寺(三重県松阪市新町874)
[参加費]
3,000円
[申込期限]
2019年3月31日 土曜日
申込方法
申込用紙に記入し当店までお持ちいただくか、お近くの寺院までお申し込み下さい。
申込用紙は下記よりダウンロードしていただけます。また店頭でも配布しております。
小さなお子様がいらっしゃいましたら是非ご参加下さい(^^)