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2026-04-07数珠

数珠の持ち方・使い方【宗派別のマナーをわかりやすく解説】

数珠の持ち方・使い方

数珠ってどうやって持つのが正しいの?

宗派によって持ち方が違うって聞いたけど本当?

このような疑問にお答えします。

お葬式や法事で数珠を手にしたとき、「この持ち方で合っているのかな」と不安に感じたことはありませんか? 実は数珠の持ち方には基本のルールがあり、宗派によっても違いがあります。

この記事では、数珠の基本的な持ち方から宗派別の作法まで、わかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 数珠の基本的な持ち方
  • 宗派別の正しい持ち方
  • 使わないときの扱い方
  • よくある間違いと注意点

数珠の基本の持ち方

数珠の持ち方には、宗派を問わない基本のルールがあります。まずはこれを押さえておけば、どの場面でも困ることはありません。

合掌するとき

合掌するときは、両手を合わせた状態で数珠をかけます。略式数珠(片手数珠)の場合は、左手にかけて右手を添えるのが一般的です。

持ち歩くとき

お焼香の順番を待っているときなど、合掌していないときは左手で持つのが基本です。左手の4本の指にかけ、房が下に垂れるようにします。

なぜ左手なのかというと、仏教では左手が「不浄の手」、右手が「清浄の手」とされ、不浄の左手に数珠をかけることで身を清めるという意味があります。

置くとき

数珠を置くときは、畳んでバッグの中や数珠袋にしまいます。椅子やテーブルの上にそのまま放置するのは避けましょう。数珠は仏具ですので、丁寧に扱うことが大切です。

宗派別の数珠の持ち方

ここからは、各宗派ごとの正しい持ち方をご紹介します。本式数珠(二連の数珠)を使う場合は、宗派によって作法が異なります。

浄土真宗の持ち方

浄土真宗では、数珠を二重にして合わせた両手にかけます。房は下に垂らします。

浄土真宗の場合、数珠を「擦り合わせない」のが特徴です。浄土真宗は「念仏を数える必要がない(阿弥陀仏の力で救われる)」という教えのため、数を数えるための道具としては使いません。

  • 本願寺派(お西): 房が下に来るように、二重にして両手にかけます
  • 大谷派(お東): 二重にして両手にかけ、房を親指と人差し指の間から下に垂らします

真言宗の持ち方

真言宗では、108玉の本式数珠を使います。

合掌するときは、数珠を二重にせず一連のまま、両手の中指にかけます。そのまま手を合わせ、房は手の甲側に垂らします。お念仏を唱えるときには、数珠を擦り合わせることもあります。

曹洞宗の持ち方

曹洞宗では、数珠を二重にして左手にかけます。

合掌するときは、二重にした数珠を左手の親指と人差し指の間にかけ、そのまま右手を合わせます。房は下に垂らします。

曹洞宗の数珠には、銀色の輪が通っている「百八環金」と呼ばれるものがありますが、持ち方自体は他の禅宗系と大きく変わりません。

浄土宗の持ち方

浄土宗の数珠は、他の宗派とは形が異なり、2つの輪を組み合わせた独特の形をしています。

持つときは、2つの輪を重ねて両手の親指にかけ、房を手前に垂らします。合掌の際も同様です。

日蓮宗の持ち方

日蓮宗では、数珠を「持ち替えながら使う」のが特徴です。

合掌するときは、数珠を8の字にひねり、右手の中指に2本の房がある方を、左手の中指に3本の房がある方をかけます。そのまま両手を合わせて合掌します。

臨済宗の持ち方

臨済宗では、数珠を二重にして左手にかけます。

合掌するときも左手にかけたまま、右手を合わせます。曹洞宗と同じ禅宗系のため、持ち方は似ています。

天台宗の持ち方

天台宗の数珠は、主玉が平たい「平玉」が特徴です。

持つときは数珠を二重にして左手にかけ、合掌のときは両手を合わせた状態で人差し指と中指の間にかけます。

略式数珠(片手数珠)ならどの宗派でも使える

「宗派ごとに違いがあって難しい」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。実は、略式数珠(片手数珠)であれば、宗派を問わず使えます

略式数珠の持ち方はシンプルです。

  1. 合掌するとき — 左手にかけて、右手を合わせる
  2. 待っているとき — 左手の4本指にかけて持つ

一般の方であれば略式数珠で十分ですので、持ち方に迷ったら「左手にかけて合掌」と覚えておけば問題ありません。

数珠の選び方について詳しくは「正しい数珠の選び方【用途別に選べば失敗しない!】」もご覧ください。

やってはいけない数珠のマナー

数珠を使ううえで、気をつけたいマナーをまとめました。

貸し借りをしない

数珠はお守りと同じように、持ち主の分身とされています。他の人に貸したり、借りたりすることは避けましょう。家族であっても、1人に1つ用意するのが基本です。

子供用の数珠について詳しくは「子供用の数珠の選び方」をご参考にしてください。

手でもてあそばない

数珠は仏具です。読経中や待ち時間に、手持ち無沙汰でブラブラと振り回したり、指でくるくる回したりするのは控えましょう。

ポケットに入れない

数珠をズボンのポケットに入れて持ち運ぶのは好ましくありません。数珠袋に入れて、バッグやふくさと一緒に持ち運びましょう。

まとめ

数珠の持ち方は、基本を押さえれば難しくありません。

  • 基本: 左手にかけて合掌する
  • 略式数珠: 宗派を問わず使えるので、まず1つ持っておくと安心
  • 本式数珠: 宗派によって持ち方が異なるので、ご自身の宗派の作法を覚えておく

数珠のことでお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。宗派に合った数珠の選び方から、数珠の修理まで承っております。

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