お仏壇を設置する場所と方角

      2017/04/29

昔ながらの日本家屋にはお仏壇を安置するための「仏間」が用意されていましたが、住宅事情の変遷により仏間のあるお家が少なくなってまいりました。そうなると、いざお仏壇を設置しようという時にどこに設置するのが良いのかお悩みになる方も多いと思います。今回は仏壇の設置場所や設置する方角についてご説明いたします。

お仏壇の設置場所に適しているのはどんな部屋?

お仏壇を設置している場所は、居間やリビングなどの普段から人が集まる場所、仏間や客間など特別に用意された場所、寝室やダイニングなど生活に密着した場所など、そのご家庭によって様々です。どこが最適ということではなくご自身やご家族の考え方や生活環境に合わせて柔軟にお考えいただくのがよいでしょう。主な設置場所についてそれぞれ特性が有りますのでご紹介させていただきます。

仏間に設置する場合

仏間に設置する場合

もし、仏間のあるお家でしたら、仏間に設置していただくのが良いでしょう。仏間はお仏壇を設置しご本尊やご先祖様をおまつりし、供養していただくために作られた特別な空間です。

また、仏間は法要の際にお坊様やご親戚に集まっていただく場所としても適しています。

居間・リビングに設置する場合

居間やリビングに設置する

居間やリビングは人が集まる場所なので、ご本尊やご先祖様はいつも一緒に過ごすことができ、お喜びいただけることでしょう。

また、常に目につく場所にお仏壇を設置することで自然とお参りの習慣が生まれます。特に小さなお子様がいらしゃる場合は居間やリビングに設置して普段から慣れ親しんでいただくことをおすすめいたします。

伝統型のお仏壇は現代の西洋建築には馴染みにくいのですが、最近では洋間にも合うモダンなデザインのお仏壇も多数作られていますので、お部屋の雰囲気に合わせてコーディネートしていただけます。

サイズも大人の身長くらいの大きなものから、棚の上に置いてお祭りいただけるミニサイズのものまで様々な選択肢がございます。

寝室に設置する場合

寝室に設置する

寝室にお仏壇を置いていただくご家庭も多くあります。特に一人暮らしやご夫婦二人暮らしのご家庭でよく設置いただく場所です。

寝室に設置いただくと朝起きてすぐに「おはようございます。今日もよろしくお願いします。」とお参りをし、よる寝る前には「今日も一日ありがとうございました。おやすみなさい。」とお参りをする習慣が生まれます。

お仏壇の向きはどうすればいいの?

お客様からいただくご質問で最も多いものの一つがお仏壇の向きに関するご質問です。実はしっかりと決まった説はありません。ただし、参考になる考え方はございますので、代表的な説をご紹介いたします。

南面北座説

仏壇の正面を南に向け、背面を北側にするとよいとされる説です。この方向で設置すると直射日光が当たる時間は少ないが日当たりはよく、南からの風もよく通るため湿気が少なくなるなど、お仏壇への利点が多くなります。多くのご家庭で採用いただいている最もポピュラーな設置方法です。

逆に正面を北側にすると、暗く湿気がたまりやすいためおすすめできません。

本山中心説

仏壇の前に座り、手を合わせた時に、自分と仏壇を通して引いた線の先に宗派の本山があるという位置関係に仏壇を設置するとよいという説です。

自宅の仏壇に礼拝するときも、合わせて本山も崇めることができるというメリットがあります。

西方浄土説

仏壇を東向きにしておくと良いとされる説です。お仏壇に向かうということは西方の極楽浄土に向かうことになるのだから西を向いて拝みましょうというのがこの説の意味するところです。

どの説もうなずける理由がありますが、全てを満たすことはできません。ご自分の考え方に合わせて良いと思う点を取り入れて参考にしていただければと思います。

注意点!こんな起き方は避けましょう!

お仏壇の置き方に決まりはありませんが、避けるべき置き方もあります。

神棚と向かい合わせ

神棚

よく「仏壇と神棚を向かい合わせに置くと、それぞれが喧嘩をして良くないことが起きる」と説明される方がいますがそうではありません。

仏壇と神棚を向かい合わせに置くと、どちらか一方を拝む時にもう一方にお尻を向けることになるから避けるべきなのです。

日当たり・風通しの良くない部屋に設置する

これは単純に仏壇本体によくありません。仏壇の素材は木材です。直射日光もよくありませんが、やはり適度な日当たりと湿気のない環境が一番適しており、ひび割れや反りといったトラブルもなく、永くおまつりいただけます。

他にも不安定なところや屋外なども仏壇の設置場所には適しません。

いかがでしたでしょうか。あまり難しく考えずにご自分の生活環境やライフスタイル、考え方に合わせて設置場所をお選び下さい。いちばん大切なのはご自身が拝みやすい場所をお選びいただくことです。

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