お位牌を祀る場所、間違っていませんか?

こんにちは

今日は朝から仏壇をお預かりに伺ってきました。

仏壇・仏具のお洗濯をご依頼いただいたお客様で、その仏壇は明治初期頃のものと思われます。

これまで100年近くお使いいただいていたそうなので、大きな損傷は無いものの、経年による劣化が部分的に見られました。

次の100年をお祀りいただくために、丁重に修理・クリーニングをさせていただきます。

完成しましたら皆様にもサイトにてご紹介したいと思います。

 

さて、本日は位牌の安置場所について。

 

位牌が置かれている場所は?

あなたのお家のお仏壇には、どこに位牌が置かれているでしょうか?

最近の仏壇パンフレットやネット上の画像を見ていると仏壇の最上段の真ん中にお祀りしている画像をよく見かけます。

意図的にそういったスタイルを提案している場合も多いのでしょうが、知識の無い方に間違った配置方法を認識させてしまいそうで心配です。

お仏壇は本来、「ご本尊」をお祀りするための祭壇です。

あくまでもお仏壇の中心にお祀りすべきはご本尊なのです。

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最上段の中心に本尊を、下の段に故人のお位牌を

日本では近年、仏教といえば葬儀やお墓参りなど先祖供養に特化している風潮があるので、あまりご本尊にお祈りを捧げるということに馴染みの無い方も多いのではないかと思います。

しかし、正式には中心には本尊を置いていただき、それよりも下の段に故人のお位牌をお祀りいただくのがよろしいでしょう。

→位牌の詳細ページを見る

 

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